music school poco a poco （ポコ　ア　ポコ） 別府市ピアノ教室 | 日記 | ピアノが好きな気持ち

こんにちは♪　ポコアポコです♪♪ 今日は、ある生徒さんのお話を♪ 年長さんの時にピアノを習い始めたAちゃん。
彼女は、とっても音楽が好きで、リズム感の良さは、こちらが驚くほどでした。
ピアノもめきめき上達し、バイエル、ブルグミュラーまでは、サクサクと面白いほど進みました。
（この頃は、私もバイエルを中心としたレッスンをしていました） そして、彼女が小学校２年生位のときでしょうか。
突然、こう言ったのです。
「ピアノが楽しくない」 これほど順調に、面白いほど上達していったAちゃんでしたが、テクニックはついても、彼女の心はついていっていなかったのです。 私は、このときほど自分が嫌になったことはなかったと思います。 私が彼女に伝えたかったことは、何も伝わっていなかった…
それどころか、彼女の素晴らしい音楽の才能を潰してしまったかもしれないのです。 私はAちゃんと話し合いました。
彼女は、ピアノはやめたくはないけど、今の曲はやめたいとのこと。 好きなアニメの曲や童謡をしばらく弾くことにしました。 そんな彼女は、現在６年生。 今ではピアノを好きな気持を取り戻し、色々な曲にチャレンジしています。
やっぱり、クラシックの方が好きなようで、ショパンが特に好きだそう♪
将来、音楽の道に進む事はないそうですが、ピアノは一生の友として続けてくれるようです。 私は指導者として、このことを絶対に忘れないと心に誓っています。
と同時に、指導の難しさ、教材選びの大切さを痛感してもいます。 現在、ポコアポコに通ってくれている生徒さんは、みんな「ピアノが楽しい！」と言ってくれています。
　
ピアノが楽しい。ピアノが大好き。 私が伝えたかったことは、これだけのことなのかもしれません。 追記：Aちゃんの事を記載するにあたって、Aちゃん本人と親御さんには許可を頂いています。